古い瓦は瓦のかみ合わせが悪く、場合によっては雨漏りする場合もあります。雨漏りがしだしたら、建物の腐朽も起こりますから早目の対応が必要です。
現在この瓦は製造されていません。写真ではわかりにくいですが、たびたびの雨漏り対策として、隙間にコーキングの応急処置がしてあります。全体的に瓦を葺き直そうと言うことになりました。そのまま葺き替える事も可能ですが、屋根全体に大きなうねりがあり、せっかく直すなら真っ直ぐにしたいとのご希望です。
屋根瓦の下は、現在のような防水紙ではなく、ソギとかコアと呼ばれる木をスライスしたものが敷いてあります。
このソギをはがしていきます。
今年は天候不順で実に雨が多い。
作業が終わればブルーシートで被いますが、天気予報は晴れ続きでも毎日雨ヾ(｡>﹏<｡)ﾉﾞ
屋根の上に屋根をすることにしました。
こんな感じで。これで天気を気にせずに作業できます。屋根のシートを張ったとたんに雨・・・。（良かった）
うねりのあった屋根をまっすぐに直します。建物が古い場合は、全体のバランスを見ながら調整していきます。
新しい木材がならび、通りもバッチリです。
屋根板を張り、防水シートを張ります。まずは片面完成です。幾度となく雨に降られましたが建物を濡らすことなく作業しています。ここまでの作業をすると屋根裏に、ゴミが落ちたりしますが事前に屋根裏に入り、屋根裏にネットを張り万一の落下物にも下の部屋の天井を傷めないように配慮しました。そして、屋根をふさぐ前には、天井裏の５０年分のチリやごみを掃除機で掃除しました。
大工さんの細かい配慮もバッチリです。安心して任せられます。
あと数日で、大工工事は終了しますが、引き続き屋根屋さんが、入ります。完成までは、もう少しかかりますが、最後まで綺麗に作業を進めていきます。