第8章 犬が苦手

2010/09/20

新米営業マン奮闘記178軒目にして初仕事を頂きようやく気持ちも落ち着き、何となく訪問にも余裕が出てきたかな?と思っていた。
自信がついたとまではいかないが、訪問姿勢も、気持ち堂々としてきた気がしていた。
少なからずお客様とのアポ(約束)も取れる様になったが、現実的に工事に至る所迄には至らなかった。

ある程度廻った所で阿井地区には見切りをつけ、次の地域に向かう準備をした。
新規の地域に入って、真っ先に調べるのは、同業者のお宅を聞く事。
やはり大工さんのお宅に入るのは気がひける(^^;)
大体初めに訪問したお宅で聞くのだが、たま~に、それが大工さんのお宅だった事もあり、多少の皮肉も言われた事もあった(苦笑)

しかし今になって感じるのは、皮肉を言われる事自体おかしな事だと思う。
何故か?元々仕事の商圏に縄張り何て無いし、お客様がどこを指名するのかはお客様自身が決める事である。これは何の商売にも共通していると思う。
ただ人間は感情動物だから言いにくい言葉も平気で口にだしてしまう事が多々ある。世の中そんなに甘くないというのは、そんな人間の感情を言った例えの様な気がする。
さあ今度は高尾地区へ行こう!

高尾地区に入り、また新たな気分で訪問する私。
飛び込みには慣れてきて会話もスムーズ?になってきたが、苦手な事もある。
それは玄関近くにつないである犬である。

元々動物は好きで、すごく可愛がるタイプだが、どちらかというと猫派で、犬も現在では飼っているから可愛いのだが、幼少時代に少々犬に対して苦い想いでがあり、もしかしたらそれがトラウマになっているかも???
その苦い想いでというのは、幼稚園の頃だったかな?
友達の家の犬におけつを噛まれたという事である(^^;)
丁度、犬を繋いでいなかった時だったと思うが、友達と別れて帰ろうと庭に出た時に後ろから“ガブッ”痛さというより、驚きで大泣きした記憶がある。
それ以来犬を見ると怖くて仕方なくなった。

時には放し飼いの犬が追いかけてきて、全速力で逃げた事もあった。
おそらくそんな時は子供とは思えないスピードで走ったと思う。
(オリンピックに出られたかも(笑))
人間は必死な時は普段の身体能力ではなく、潜在能力を発揮出来る動物みたいだ(笑)
明らかに噛まれない位置に繋いである犬は問題ないのだが、妙に綱が長く庭先を自由に駆け回れる犬は玄関入り口に楽々来るので時には、訪問前に退散という悲しい現実もある。
一番困るのは、玄関開けて「ごめん下さい」の瞬間に奥から飛び出してくるワンちゃん。
これはもう心臓に悪い。訪問時には避けられない現実だ。

しかし、苦手な犬ばかりでもなく、何度か同じお宅を訪問していると抱きついてくる犬もいて、何となく歓迎?されている気分になるのは嬉しい誤算だった。

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